くれよんくらぶ666号
平成17年第四回定例会 質問 要旨
自由民主党大田区民連合 伊藤和弘区議会議員
 
・ ・ 区立学校における生徒の生活指導について
 中学生が携帯電話を使っているところを見かけることがよくある。非常用の連絡方法として有効な場合もあるかもしれないが、それ以上に夜間の外出や待ち合わせなど子どもの生活にとっては悪影響のほうが多いのではないか。学校としてどのように捉え、どのような指導をしているのか。また、保護者に対しても啓蒙していく必要があると思うが、どうか。
 
・ ・ 大田区の子育て支援と少子化について
 区は子育ての支援として保育園の充実を目指しているようだが、保育園の数を増やしたり質を高めることが本当に子育ての支援になっているのだろうか。事情があってどうしても支援が必要な家庭には行政の責任を果たすべきだが、あまりにやりすぎると子育ての放棄につながらないか。現在の入園者の家庭の所得水準はどの程度か。いま、区では子どもを預かる以外にどのような子育て支援をしているのか。
 
・ ・ 街路樹について
 区道脇の街路樹や植え込みについて維持管理はどのようにしているのか。なるべく近隣の住民の人に面倒を見てもらったらどうか。
 
 最近、中学生やもしかしたら小学生のような子まで携帯電話を掛けているところを見かけます。もちろん大変に便利なものではあります。しかしいろいろな事件や犯罪にも不可欠の道具として使われています。たとえば振り込め詐欺などは、携帯電話がなければ成り立たないものだということです。我々おとなにとっては自分の責任で使うわけですからかまわないと思います。しかし、子どもの場合はどうでしょうか。非常時の連絡用にと積極的に持たせる親もいると聞きますがその家ではそんなにいつも非常時なのでしょうか。かえって親の目に触れないところで連絡を自由にしあえるということが結果として子どもたちの夜間の外出や、徘徊といった問題行動につながっているのではないかと心配をしております。まだ未成熟な子どもに対してなんでも自由な行動を認めるというのは、やさしさではなく親や保護者としての責任の放棄ではないかとさえ思います。保護者の中には深く考えずにみんなが持っているのにうちの子だけないのは一緒に遊んでもらえなくなるからということで持たしている場合もあるそうです。親ももっとしっかりと考えてただ回りの声に流されるのではなく自分の責任で子供のことを考えていかなければいけないと思います。子どもたちには不自由なこともあるんだということを教えることも教育です。学校としては授業中だけのことではなく生活のなかで携帯電話をどのようにどのように捉えて、指導をしていますか?また、このことは家庭や保護者として考えなければいけないことでもあると思うのですが保護者のひとたちに対しても啓発していく必要があると思うのですがどうでしょうか?
 
・ ・「子育て支援」
 現在大田区では待機児の解消というテーマで、子育ての支援として保育園などの預かり施設の充実を目指しているようですが保育園の数を増やしたり、質を高めることが本当に大田区や、日本の国にとっていい子どもたちを育てることになるのでしょうか。本来、子どもというものは親がすべての責任を持って育てていくものだと思います。しかし、中には事情があってどうしても支援が必要な家庭もあります。たとえば経済的に両親とも働かなければならない場合もあるでしょう。現在の入園者の家庭の所得水準はどのくらいですか?
 
 また、経済的なこと以外にも同じようなことがあるかもしれません。そういったところにはしっかりとした必要な手だてを行政としてうって行かなければいけない事は言うまでもありません。しかし、行政としてあまり必要以上に手を出しすぎると一部の親にとっては子育ての放棄につながらないかと心配をしています。運動会のときなど何度か現場を見させてもらうことがありますが、現在の保育園はたいへんにすばらしい環境で保育士の人たちも高いレベルで仕事をしていると感じています。家よりもいいところで親より専門家が面倒を見てくれるのなら預けたくなる親が増えるのもあたりまえです。昨日の区長のご挨拶の中にもありましたが施設を作るほど希望者が増えるのもわかります。しかし、そんなことが進んでいくと子どもは親ではなく役所が育てるもののようになってしまいかねません。子どもにとっては、親よりも保母さんのことを母親と感じてしまうことにもなりかねません。
 
 幸いなことにこれから、保育園もすべて民間の方にお願いしてそれぞれの方たちが自分たちの考えを自分たちの責任で実現していくようになっていきます。幼保一元化で幼稚園との役割も改めて考える時期に来ているとおもいます。今後、保育園や幼稚園を経営していく方たちに将来の望ましい家庭のあり方ということもぜひ考えていただきたいと思います。大田区として子どもの将来のために、本来やってもらいたい施策も他にたくさんあると思っています。たとえば地域の中で周りの子どもたち同士が安全に遊び回れるような広場を作るとか、町の人たちと日常的に接していられるスペースを用意するなどいくつもできることがあると思いますが、現在 区の子育て支援のメニューとして子どもを預かる以外にどのような考え方からどのようなものを用意していますか?
 
 また、少子化の問題も同じようなところに根本があるような気がします。子どもの育て方が画一的になってきて、それ以外の育て方をすると不安になってしまうわけです。たとえば、子どもは個室を持つものだとか、毎年夏休みと冬休みにはかならずどこかへ旅行するだとか、年に2回はディズニーランドへ行くのが子どもをかわいがっている親なら当たり前だな度というような感覚を持っている人が多いのではないのでしょうか。こういうのはきっとテレビの悪影響だと思っていますが、一つの部屋でも大家族でけんかしながらもお互いに頼りながら一緒に生活をしていくことは決してかっこよくないかもしれないけど、日本人にとってはもっとも合っていて落ち着けるスタイルなんではないかという風潮が一般的になれば子どものかずが増えていくのではないかと思っています。せめて子どもを生むか生まないかをお金の計算で決めるようなことは無い世の中になってほしいと願っています。
 
 区道の脇に街路樹や植え込みがあって、町の景色を作っていますがこの植え込みなどの維持管理はどのようになっていますか?なるべくならそれぞれの場所の近隣の住民の人にお任せして面倒を見てもらったらどうでしょうか?
 
 また、道路の緑化も環境のためにもまた、景観上も非常に有効であります。しかし自動車の通るところはなかなか難しいかもしれませんが路面電車の線路敷ならばかのうです。字際にヨーロッパのストラスブールや、ミュンヘンなどではすでに緑化され美しいまちづくりに大いに役立っているところであります。
 
以上ぜひ検討いただけますようにお願いいたしましておわらせていただきます。
 
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