日本子どもNPOセンター「第2回子ども情報交流会」報告
ふぼれん事務局長 菅野 司
くれよんくらぶ901号
 
 日本子どもNPOセンターは、9月から毎月1回のペースで「子ども情報交流会」の開催を決定しました。7月20日に予備会議としての交流会が開催され、交流会の進め方について話し合いを行い、以下の要領で子ども情報交流会を進めていくことを確認しあいました。
 
 毎月第2水曜日、午後7時から9時の時間帯で、会場は、麹町の日本子どもNPOセンターの会議室(参加者が増えてくれば会場をほかに移す)を当面使用します。報告と提案を行う団体および個人を指定し、その報告と提案をもとに、参加者全体で意見交換を行うという方式で進めます。日本子どもNPOセンターは、日本中の子ども団体とともに、大勢の研究者・大学人をも含めて構成されています。そのお一人お一人を報告者に向かえ、研究者としての苦労話などを披露してもらう計画でいます。また、参加した方をメーリングリストに組織して、子育て情報などを配信するとともに、それぞれの意見表明などに活用してもらいます。
 
 9月13日(水)の第1回目は「日本冒険遊び場づくり協会」の副代表である関戸まゆみさん(遊び場づくりコーディネーター・日本子どもNPOセンター常務理事)から、冒険遊び場としての「プレーパークとつくり運動」について、いろいろお聞きしました。世田谷区の「羽根木プレーパーク」の遊びに、わが子が参加したことをきっかけでこの道に入ったそうです。同様のプレーパークは全国に216ヵ所あり、さらに広がる勢いだそうです。運営は、それぞれのプレーパークで違うそうです。
 
 世界中でプレーパークづくりが進んでいますが、日本やドイツは住民主導型、スウェーデンやフランスは行政主導型、イギリスのように、プレーパークには子ども以外は入れない(性犯罪の関係)という国もありますが、住民主導型の方が、全体としてうまく運営されているようです。もともとは世田谷区で公園を作ったときに、整備された公園よりも、未整備の「廃材置き場」の方で子どもたちがいきいきと遊んでいる姿をみて、プレーパークの発想へとなったそうで。
 
冒険遊び場づくり発行のリーフレットには、以下の事柄が書かれています。
@ 自分の責任で自由に遊ぶ」をモットーにしています。万一のけが等の責任の所在が、子どもの自由な遊びの妨げになっていませんか?自分の責任でチャレンジしていく。この考えが理解され広がることで、子どもの遊びが豊かになっていく。と私たちは考えます。
   
A 冒険遊び場の空間のあり方で重視したいことは、次の5つです。
子どもの生活圏にある。
いつでも遊べる。
だれでも遊べる。
自然豊かな野外環境である。
作りかえができる手作りの要素がある。
   
B 冒険遊び場の設営・運営のための3つの方法を提案します。
住民によって運営する。
行政が施策に位置づけてバックアップする。
プレーリーダーを置く。
   
 「ケガや事故に対する責任の問題」が議論されました。最近では保育園などでも、ケガなどに対する保護者からのクレームが多くなってきていると、園長先生や保育士さんたちがキャリアップ講座でも語っていました。「蚊に刺された」だけでクレームをつける父母も増えているそうです。逆に「散歩の途中でかくれんぼをする保育園」もあります。事故やケガに対する責任の所在を、子ども自身が考えとることは大切なことだと思います。参加者からも、保護者会で「『もしも』という仮定で、よくこれだけの『危険遭遇』の仮定が出されるものだと感心する」との意見が出されました。たくさんの「もしも」が出されるほど、保育や内容がせばめられていくし、遊びも窮屈なものになってきている。その点で、「冒険遊び場」の考え方は大いに参考になるとのことでした。
   
 報告の中で印象に残った最大のものは、「子ども商店街」というイベントでした。区内の小中学校にチラシを配り、3人以上のグループで申し込むというお祭りです。50店舗以上のお店が会場いっぱいに並び、それは「すごい」イベントということでした。参加する子どもたちの保護者を集めて説明会を持ち、「現金」でのやり取りでイベントが進むことを納得がいくまで説明するとのことでした。手品・お笑い・バンドなどの取り組みも交えて、今年も11月ごろに開催とのこと。参加者一同で見学に行くことになりました。
   
 次回は10月11日(水)午後7時から、麹町の日本子どもNPOセンターの会議室で行われます。報告者は、フリースクール全国ネットワーク事務局長の香川和敬さんを予定しています。全国には、さまざまな子育て子育ち支援団体があります。フリースクールもその一つです。11月には全国フェスティバルが全国7ヵ所で開催されます。関東圏では、23日(祝・木)に「さいたま市民会館うらわ」で午前11時から開かれます。またミニサッカー大会も10月19日に新荒川大橋グランドで予定されています。参加チームを募集しているそうです。次回もみなさんの参加をお待ちしています。
   
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