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いじめからの脱出
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東京新聞
くれよんくらぶ956号 |
| 東京新聞朝刊25面「本音のコラム」に次のようなタイトルの記事が掲載されている。「いじめからの脱出(伊藤洋一「住信基礎研究所主席研究員」)以下全文を掲載する。 |
| 子どもの世界は、大人の投影でもある。大人の世界であることが、形を変えながら子どもの世界でも顕在化する。忘れてはならないのは、「いじめ」は大人の世界にもあるということだ。ゴールデンタイムのバラエティー番組には、さまざまな形でいじめの要素が色濃く出ている。落語や漫才など古典芸能にも同じ要素がある。企業にも官庁にも「パワハラ」があって、それをいじめと呼ぶことも可能だ。 |
| 教育再生会議緊急提言には、「いじめは子どもの世界にことだけ」という前提になっていることだ。そうではないだろう。大人の世界に残るものを、子どもの世界からだけ排除できると考えるには無理がある。しかも、「いじめを見て見ぬふり」などどう考えても認定が難しい基準を導入しようとしている。いつの時点で、どういう状態になったときに、誰が判断をするのか。「基準さえ決めれば」「あとは現場に投げて」では問題は解決しないと思う。 |
| 重要なのは、いじめからの脱出、回復を図れる環境を整えることだ。提言が、「(学校は)日頃からの家庭・地域と連携」をうたったのは重要だと思う。「いじめをなくす」は理想だ。しかし現実には起きる。問題はその環境修復と子どもの苦境からの脱出をどう助け、子どもに対処する力を与えられるかだと思う。ルールだけでは解決しない。・・・以上全文紹介。 |