NPOがNPOとして生き残るための10ヵ条
OTA子育て支援ネットふぼれん事務局長 菅野 司

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 12月15・16日の両日開催された「次世代育成支援協働フォーラムin東京」というイベントに参加してきました。基調講演での名古屋の「NPO法人市民フォーラム21・NPOセンター」の事務局長である「藤岡喜美子さん」の講演内容と、分科会での品川の「NPO法人ふれあいの家―おばちゃんち」の「渡辺美恵子さん」の報告を参考にして、市民系NPOが、今後NPOとして生き残っていくためのポイントを以下のようにまとめてみました。タイトルを「NPOがNPOとして生き残るため」としたのは、NPO法が制定されて来年は丸10年を迎えます。いよいよNPOは正念場を迎えることになります。社会的・地域的に信用されるかどうかが問われるようになります。
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@ 壮大な夢と理想を堅持していること。私はそれらを「使命(ミッション)」とは呼ばずに「執念」と表現しています。
A 利便性のよい場所に活動拠点を確保すること。JR大森駅東口商店街のど真ん中に事務所を開設したことで、組織としても財政としても飛躍的に前進しました。
B 広報宣伝を駆使できる組織的力量を培うこと。渡辺さんは報告の中で「旺盛なアピール」と表現。組織を知ってもらうことでの信用性・信頼性を社会的・地域的に獲得する。
C 市民事業の創設と、理念を理解することのできる専従者の獲得。夢と展望と楽しさのあるところに人材は集まる。考え方の違いを認めあうことと人の和は、非常に大切です。
D 専従者の生活保障と安定した財源の創出と確立。活性化しているNPOの特徴は、専従者の生活保障を確立し、それをベースに戦力化に成功しています。
E 社会貢献と社会改革。名古屋では「市民が主役となる新しい政府・行政像の創出」と表現。私は「21世紀型社会」とか「成熟した社会」とかで表現しています。
F NPO・市民ネットワークの広がり。参加した団体・個人みんなが喜びの持てる活動を創造すること。みんなで楽しみながら大きくなるが大切です。その点で、イベントのあり方の研究はこれからのNPO・市民ネットワークの課題です。
G 行政・議会への政策提言活動の展開と連帯。議会世論は重要な役割です。そのため、超党派からの支援の獲得を視野に入れた活動をいつも頭に入れておくこと。
H 研究者・専門家との連帯。先進的な事例から旺盛に学ぶ姿勢を、組織がいつも堅持しているかが問われます。新しい知識を新鮮な形で吸収する柔軟性が大事です。
I 企画力と外交力と広報力を組織・運営力で増幅させる。・・・藤岡さんは事務局の強化と表現。
 多くのNPO・市民団体が生き残っていくためには、ネットワークは不可欠です。しかし、他団体とのネットワークの形成は、NPO・市民団体が最も苦手としている部分です。